三井不動産は3月18日、三井ショッピングパークの通販サイト「&mall(アンドモール)」で注文した商品の受け取りや試着、返品ができる拠点「アンドモールデスク」の機能を大幅に拡充したサービス拠点を「三井ショッピングパークららぽーとTOKYO―BAY」内に開設した(画像はイメージ)。
新サービス拠点「ららぽーとクローゼット」では、全国のららぽーとなど17施設で展開している「アンドモールデスク」の機能に加え、同施設内に出店する複数ショップの商品をまとめてウェブで試着予約できるほか、ワコールが提供する3D計測サービス「3Dスマート&トライ」を活用したファッションアドバイスサービスなどを展開する。
試着予約の利用に必要なのは名前とメールアドレスだけで、専用サイトから試着したい洋服と来店日時を選んで来店するか、「ららぽーとクローゼット」内の専用タブレットから当日の試着予約を行うことも可能だ。
予約した日時に来店すると、ベビーカーや同行者も一緒に入ることができる広い試着室で複数ブランドの商品をまとめて試着可能だ。ルイヴィトン 服 中古商品購入の際は、当日試着した商品を記載した「試着予約商品一覧シート」を受け取り、シートに記載されているQRコードを読み込むと、「アンドモール」で購入でき、その後も手ぶらで買い物が楽しめる。
「ららぽーとクローゼット」内には滑り台や絵本をそろえたキッズスペースに加え、コーヒーやソフトドリンクが楽しめるカフェラウンジも設置した。
3D計測サービスは、計測用の個室で下着になって計測すると、タブレットで自分の3D映像やデータを閲覧でき、専用プリンターでの印刷も可能だ。印刷シートには全身18カ所の数値やインナーサイズ、体型特徴とファッションアドバイスシートのタイプナンバーが印字される。
同タイプナンバーをもとに、「ららぽーとクローゼット」のスタッフが洋服選びのポイントやお勧めアイテムを掲載したアドバイスシートを提供する。
また、コーデ提案アプリ「クローゼット」との共同で、利用者の手持ち服を活用したスタイリング提案や接客を行う新サービスを開発して実証実験を開始。「ららぽーとクローゼット」内のすべての商品には独自のQRコーデがついており、これを利用者のスマホか店舗内のデジタルサイネージで読み込むと、当該商品を活用したお勧めのコーデを見ることができるという。
同社ではさらに、「館内の人気商品をまとめて見ることができたら便利」や「新しい店にも出会いたい」という声に応え、同施設内外の人気ファッションとコスメを集めたショールーミングショッピングゾーンも設置。さまざまなショップの商品を試せるほか、気に入った商品はQRコードを読み取るだけで「アンドモール」で購入できる。
同ショールーミングゾーンは「アンドモール」で販売する通常商品に加え、ウェブ限定品や先行予約品などの展示も行う予定で、第1弾として「アーバンリサーチストア」や「ナノ・ユニバース」「リエンダ」「ナチュラルビューティーベーシック」「マリークヮント」など、同施設未出店の3ショップを含む12ショップが参加。ショップと商品を定期的に入れ替えて拡充していくという。
三井不動産では、ショッピングにまつわる周辺機能を一カ所に集約した「ららぽーとクローゼット」の導入施設の拡大も検討していくという。
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